イケメンの顔面踏んづけた結果。
新藤慧と、一瞬目が合うも
「……」
「……」
お互い速攻で目を逸らし完璧に無視。
…ていうか、なんで今回こんなにこじれてんだろ。
喧嘩なんていつものことなのに。
なんていうか、すっごいイライラする。
その時、教室から高橋くんとそのお母さんが出てきて
「新藤さん、どうぞ」
担任の先生が後からヒョコッと顔を出した。
椅子から立ち上がり、教室に入っていく二人。
「…こわそうなお父さんねー」
ドアが閉まった瞬間、お母さんがそう感想を言った。
「そうだね…」