イケメンの顔面踏んづけた結果。
「…す
すみませんでしたごめんなさい何でもします!!
何でもしますからどうか許して下さい…!!!」
ぎゅっと目を瞑って一気にそう言うと
「……何でもする?」
…え?
心なしか楽しそうな奴の声にそっと目を開けると
そこにはまるで獲物を見つけた子猫のような
新しいおもちゃを貰った子供のような
そんな目をした奴がいた。
「…何でもするって言ったな?」
「………はい」
「よし分かった。
じゃぁお前、今日から俺の奴隷な」
…ど
奴隷!?
「はぁ!?」
「…何だよ嫌なのかよ?」
ギロリと新藤慧があたしを睨む。
「何言ってんの当たりま「お前の親父が働いてる会社…どこだっけ?」
…お父さんの働いてる会社…
バリバリ新藤グループと提携してたり…する。
「何で知っ「息子の顔が踏んづけられたなんて知ったら…どうするかな?俺の親父」
…くっ…
「…喜んでやらせて頂きます」
「当たり前だブス」
ブッ…!?
このムカつくくらい整った顔面を蹴飛ばしてやりたくなったけど、なんとか凄まじい精神力で我慢した。
こいつ…いつか絶対ぶん殴る!!!