私立桜庭高校自殺コーディネート部
真実
「・・・失礼します、理事長。」
翌朝、飛鳥は理事長室に来ていた。
「はいりなさい、-で、なんの用かね?」
「・・・二年前、投身自殺を行った千葉未来をおぼえてますか?」
理事長は、そっぽをむいた。
「ああ、いたね。まったく、文化祭の売り上げを盗んだあほな奴だろ?」
あほな奴・・・その言葉を聞いた瞬間、飛鳥の中の何かがきれた気がした。
「・・な」
「ん?」
「ふざけんなって言ってんだよ!!」
「き、君、なんだねその態度は!!」
「理事長・・・残念ながら、あなたが真犯人だということをみんな、知ってます。
追々警察もきます。」