華の欠片
「聞いてない…」
「.....とぼけるな。」
「とぼけてなどいない。きっと疲れてる
のだろう。眠れ無いのなら寝る努力をし
ろ。明日から少しずつ仕事をしてもらう
つもりだ。」
「......あゝ。大きな声を挙げてすまなか
った。」
でもやっぱり納得いかない。
明らかに天井からの視線は私を見ていた。
でも斎藤は知らないらしいし...
近いうち調べてみるか.....
とりあえず今は寝る事を第一に考えよう。
無駄な疑いを掛けられぬように。
これ以上の面倒ごとは避けたい。