華の欠片
浪士組の隊士にも敵に斬られた者が数名
居て、戦えるのは五人。敵はあと三人。
形勢逆転だな....
自分の不幸が招いてしまった惨事だ。
これ以上見方に怪我は為せないっ!
私は隊士達が相手している敵を背後から
斬った。
敵が倒れる時に身体をひねり最後の力で
私を斬ろうと刀を振るったが私には届か
ず地に倒れた。
周りには血を流した死体が転がっている。
私が隊士達を相手してた奴を背後から殺
ったと同時に、斎藤は二人一気に掛かっ
て来た敵を同時に斬ったらしくまだ息は
あるが瀕死状態の敵が斎藤の足元に転が
っている。
そんな斎藤は私をみるなり駆け寄ってき
た。
「椿!大丈夫か⁉
顔色が悪いぞ⁉」
「大丈夫だ。それより倒れてる隊士を。」
「大丈夫じゃないだろ⁉
倒れた隊士は他の隊士が看ている。
それより右腕からの出血が凄い。
早く帰るぞ。」