華の欠片
暖かさ
椿side
目を開けると、部屋の天井が目に入った
。
「朝か…」
確か昨日は、暮れ方に一度起きて知らぬ
間に寝落ちしていた気が……
ふと部屋の襖が開いた。
「椿。体調はどうだ?
昨日は随分と体調が優れないようだった
から…」
「あゝ、斎藤か…大丈夫だ。
昨日はすまなかっ……」
ちょっとまてよ。
昨日…
私、斎藤の腕で寝落ちしてしまったのか⁉︎」
「椿…?大丈夫か?
まだ体調が優れないのなら…「斎藤、す
まん‼︎一度ならずまた迷惑を…」
何故私はこんなにもダメなんだろうか。
斎藤に…いや、ここの連中にとって私は