凸凹な関係。
「暑い・・・。死んじゃう」

貰ったジュースを飲む。

-ガラガラ-

あ、ほんとに来たんだ。

「あっつい。それ、くれ」

アイツはアタシからジュースを取り上げ飲む。

「ちょっと、それ貰ったやつなんだけど!」

「誰に?」

少し不機嫌そうに聞いてきた。

不思議に思いながら、遥汰、と答える。

それを聞くとアイツは全部飲み干した。

「ありえない。バカ!」

「そんぐらい、いーじゃん。心狭いな」

「は?」

不穏な空気が流れ、部員の後輩が止めに入る。

「まあまま、掃除始めましょうよ、部長。」

「そうだな」

桐悟は天文部部長。

そして、アタシが副部長・・・

しかも、アイツより下とか!

もう、やだ

-ガラガラ-

「よっ!お前ら」

顧問の佐藤先生が来た。

28歳、独身だけど、彼女が何人もいるらしい。

「「こんばんわー」」

「さっさと、掃除して帰ろうぜ。オレ今日、デートだし。お前らと違って 笑」

ああ、余計疲れる。

心の中でため息をついて、掃除を始めた。


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