片想いのカタチ *短編集*


「今は、翔太くんより自分の心配して?」



「……」



『俺は、誰に何て言われようが関係ない。好きだから……』



沈黙のリビングに響くテレビの声。テレビの取材に翔太くんが答えた映像が流れた。



『あなたは、河合翔太さんをどう思いますか?』



リポーターが女子高生たちに聞いてる映像に切り替わった。



『何で付き合ってんの隠してたの。てか、何か性格違くない?』



『本当ありえない。まじ、見損なった』



女子高生たちは、翔太くんのことを悪く言っている。








< 101 / 156 >

この作品をシェア

pagetop