片想いのカタチ *短編集*
『他にも、翔太くん偽ってないほうが好き。前より好きになったかも。かっこよすぎ……。恋も応援してる』
みんな、翔太くんのこと……。そして、私たちのことまで。
あー、もう嬉しすぎて涙でてきた。
――ピンポーン
その時、家のインターホンが鳴った。
「は、はーい」
おばあちゃんは、今お風呂に入ってるなら私が出ることにした。
それにしても、こんな時間に誰かな?
――ガチャ
不審に思ったけど、私は躊躇いなくドアを開けた。
「しょ、翔太くん!?」
今さっきまで、テレビにいたのに。どうして?