片想いのカタチ *短編集*
「紗彩みたいな人、初めて出逢った……」
「ふふ、私もだよ」
まさか、憧れの人と付き合うことになるなんて。本当に、私は幸せすぎる。
「でもさ、俺あの生告白から人気上昇したし、偽らない性格のほうが好かれてるし」
「最初は、非難されたりしたのにね……」
「本当だよ、女ってよくわかんねー」
そして、溜息をついた。
「うん、でも私も偽ってるよりありのままの翔太くんのほうが好きだよ」
嬉しかったのか翔太くんは、私のことを抱きしめてきた。
「……もぅ、恥ずかしい!翔太くんのばかー」
Secret Love~本当の彼~
【完】