片想いのカタチ *短編集*
「え、内緒。で、話してみなよ」
そして、少しだけ心配そうな顔をして呟いた。
「……私の話、笑わないで聞いてね?」
私は、ふーと息を吐いた。
もうこうなったら言うしかない。チャンスは今だから!
「……あのね、健人とあの子が話しててつまんなかった。
私ね健人のこと好きみたいなの。」
「……えっ?」
健人は私の告白に目を見開いた。
「それで、健人はこの答えわかる?」
私は、そういうと俯いた。