片想いのカタチ *短編集*


「え、内緒。で、話してみなよ」



そして、少しだけ心配そうな顔をして呟いた。



「……私の話、笑わないで聞いてね?」



私は、ふーと息を吐いた。

もうこうなったら言うしかない。チャンスは今だから!



「……あのね、健人とあの子が話しててつまんなかった。


私ね健人のこと好きみたいなの。」



「……えっ?」



健人は私の告白に目を見開いた。



「それで、健人はこの答えわかる?」



私は、そういうと俯いた。

< 151 / 156 >

この作品をシェア

pagetop