✩Rainbow✩
キーンコーンカーンコーン

すぐに終わった…。
すると、同時に、私に入学式の次の日に仲良くなった、湯川すず。
野村美由。の2人が駆け寄ってきた。

「さっき、なんか話してたよね??」
「ぇ!いつ??」
「下の先輩とぉ――――」
「あ~~~それか!うん。」
「カッコいい??」
「アー…随分ストレートに聞くね…。」
「どうなの??」
「カッコ…いいよ。多分。(笑)だってー、遠くからだから、よくわかんなかった!!」
「マジかぁ~~~」
「マジです」
「ハハッ♫」

すずⓒは、何しろイケメン好きなんだ。
それに対して、美由ⓒは、性格重視なんだ。
私は…どっちかというと、2人の間だから…。
でも、一番はイイやつかな!
う~ん…自分でも『イイやつ』なんて全然分かんないけどね…HAHA!!


5分ほど経った。

そろそろ…来るかな?

「黄色いペン落としたこー??」

先輩の登場―――――✨✨

「はい!私ですー」

緊張しながら、意識しないようにして、手を広げて出すと、

「良かったよかった」

嬉しそうに言って、丁寧にペンを私の手に置いてくれた。
先輩って…中学の時の先輩とは、また大人に近づいた男性…。
カッケ―――(〃´∀`〃)♡

「ありがとうございます」
「いえいえ」

優しいトーンの声…。
ゴツくて、おっきい手…。
私から、25cmぐらい高い背…。
たくましいガタイ…。

カッケ―――――(〃´∀`〃)♡
ホントに、そればっかだ。
いわば、カンペキ( ✪ 3✪)♥に近い人だ…。

「キャー―――――!!!キャッきょえ――――笑笑」
「興奮しすぎ―――すずⓒ」
「何々??羽美こそーーー」
「何って何??」
「恋しちゃったんじゃないのぉ~」
「やめてよ――――!!ないから~(笑)」
「そう?まぁ、うちは、もっとないわ!!」
「ほんとですかぁ~??」
「ほんとだよ。今まで、これでも恋したことないんだよ~」
「え~~~~~!!!」
「そうだよね?」
「まぁ…ていうか、それより…美由はすげぇんだよ!!」
「ぇ??」
「5年間も1人の男に、夢中でさぁ~」
「ぇ!!ホント?!スッゲ―✨( ✪ 3✪)✨一途なんだねぇ~」
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