あたしをくれた貴方へ~幼い恋愛~
公園か・・。

どうしたんだろう。

亮我は無言でブランコに座る。

あたしはそれを黙って見ていた。

はたからみると・・。

今の亮我はリストラされたサラリーマンに見える。


「立香・・。子育てって俺でもできると思うか?」

『はぁ・・子育てですか。』


なんでいきなり子育てなんだろう。

でも、亮我は真剣に聞いてるみたいだからちゃんと答えないと・・。


『う~ん。子育てって大人でも大変そうだし、難しいと思うけど。』


亮我一人じゃ絶対に無理だと思うのが本心。


「そっか・・。当たり前のことだよなー。」


亮我はそのまま俯いてしまった。
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