あたしをくれた貴方へ~幼い恋愛~
あたしは亮我を説得した。
「でも・・何買うんだ?」
亮我からの当たり前の質問。
『ベビー用品?必要でしょ。』
「・・・そうだな。」
いつまでもうじうじしてる亮我は見たくない。
だから何か行動起こさないと。
それに、生まれてくる赤ちゃんには罪ないもんね。
だったら気持ちよく迎えてあげたい。
『亮我、あたしも一緒に育てるよ。っていっても力になれるかどうかはわからないけどね。悠樹だって助けてくれるよ。』
無謀なことだってわかってるよ。
あたしも亮我も。
でも、それを言ってしまったら全部ダメになってしまう。