あたしをくれた貴方へ~幼い恋愛~

「あーあ、意味わかんねーよな!」


亮我が次に発した言葉は明るい声で聞こえた。


『亮我‥。』


なんて言葉をかければいいんだろう。

分かんないよ。

なんて言えばいいのよ。


「俺も、俺も…暖かい目で見ててくれたのかな。」


今度はかすれた声だった。

瞳には微かに光るものがあった。
< 134 / 215 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop