あたしをくれた貴方へ~幼い恋愛~


授業中も休み時間もクラスは妙な雰囲気に包まれていた。

俺には関係のないこと。

そう思いたかったけど俺がこんな雰囲気にさせたようなものだ。

岬に気まずい思いさせてないだろうか。


『早く、放課後になれよ…。』


立香………。

俺の心とは裏腹に教室から見上げた空は雲ひとつない清々しい青空だった。
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