あたしをくれた貴方へ~幼い恋愛~

バカ悠樹!

何言ってくれてんだよ。

これでますます面倒くさいことになった…。


『はあ…分かったよ。話って何?』


俺がそう言うと岬は少し笑って


「ここだとイヤだからあっちの公園行こう。」


はあ?

公園って…。

最悪だ。

岬の言っている公園は立香と出逢ったところ。

他の女子とはあんまり行きたくない。


『…あそこのベンチじゃダメ?』


思わず俺は近くにあるベンチを指差していた。


「へっ?ベンチならあそこ曲がったとこにあるベンチにしようよ。」


はあ。

なんなんだよ。


『分かった…。』


これ以上長くなるのもイヤだったから承諾することにした。
< 188 / 215 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop