あたしをくれた貴方へ~幼い恋愛~
バカ悠樹!
何言ってくれてんだよ。
これでますます面倒くさいことになった…。
『はあ…分かったよ。話って何?』
俺がそう言うと岬は少し笑って
「ここだとイヤだからあっちの公園行こう。」
はあ?
公園って…。
最悪だ。
岬の言っている公園は立香と出逢ったところ。
他の女子とはあんまり行きたくない。
『…あそこのベンチじゃダメ?』
思わず俺は近くにあるベンチを指差していた。
「へっ?ベンチならあそこ曲がったとこにあるベンチにしようよ。」
はあ。
なんなんだよ。
『分かった…。』
これ以上長くなるのもイヤだったから承諾することにした。