あたしをくれた貴方へ~幼い恋愛~
『あっ・・。』


角を曲がると悠樹がいた。


「なかなかやるねぇ。」


悠樹・・・。

盗聴してたな。


『聞いてたのな。』

「まぁね。りっちゃんが浮かない顔してたから。」


立香が?

心配させちゃったかもな。


「亮我がキツイ言い方してないかーとか言ってたぞ。」


おっつ。

立香にそんな心配させちゃったかぁ。


「あとはー・・・。」


悠樹がニヤニヤしながらこっちを見る。


『なんだよ?』

「ヤキモチやいてた。」


・・・・?!

マジ?


「顔、緩いぞ。」

『俺、帰るわ!』


顔の筋肉が緩んでしょうがない。

まぁ、しょうがないよな。

ヤキモチ・・。

んー・・。

いいな。
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