あたしをくれた貴方へ~幼い恋愛~


『ダメか・・。』



岬はキレて帰って行った。


でも、岬だってそんなに悪いやつではないと思うんだ。


ていうかそう信じたい。


以前は冷たく接してしまった俺がそんなふうに思うのはおかしいのか。


おかしいかも。


きっと、これも矛盾。


子供でいるのが嫌とか言いながらも


考えはまるっきり子供な俺。


ため息ばかり増える。


子供に似合わないため息。


はぁ。


ちなつのところへ帰ろう。


今日もちなつは夜泣きするんだろうな。


しょうがないか。


それが仕事だから。
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