あたしをくれた貴方へ~幼い恋愛~

「今日は来ないと思ってた。」


ブランコに座って新橋くんは空を見上げて言った。


『うん。今日は習い事があったからこないはずだったんだけど・・。なんか休みになったんだって。』


あたしもブランコに座って新橋くんの見上げている晴れ渡った空を見てみた。


「そっか。」


空を見上げたまま返事をする新橋くん。


『うん。』


あたしもそのまま返事をした。

・・・あたしと新橋くんの関係って何なんだろう。

あって3度目のあたしたち。

何故か一緒にいることに違和感を感じなくなっていた。

学校も違って、歳も違う。

共通点はこの公園だけ。




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