あたしをくれた貴方へ~幼い恋愛~
「亮我!」
急に背後から男の人の声が聞こえた。
「悠樹?!」
新橋くんは後ろを振り返るとその男の子を“悠樹”って呼んだ。
「何してんだよー。こんなところで!あれ・・彼女と一緒?」
悠樹くんはあたしをみて少し顔をニヤつかせた。
「ちげぇーよ!友達。」
友達・・。
あたしと新橋くんは友達なの?
あたしと新橋くんの関係は友達だったんだ・・。
『友達・・。』
「えっ?!もしかして嫌だった?!」
新橋くんがあわてていた。
『ううん。そういうわけじゃ・・。』
「何?!亮我の思い込みなわけ?亮我だせぇぞ・・。」
悠樹くんが新橋くんのおでこをつついていた。