あたしをくれた貴方へ~幼い恋愛~
『こっちのチームの勝ち。悠樹バツゲームだかんね?』
「りっちゃんのバツゲームは怖いんですけど・・。前にトランプした時のバツゲームは俺の大嫌いな牛乳1リットルだったし・・。ていうか亮我ついてたしズルイ!俺亮我には一回も勝ったことないんだぞ?!」
オセロはあたしと亮我が圧勝。
ていうか・・亮我が圧勝?
あたし亮我の指示に従っただけだし・・。
『ん〜。じゃあバツゲームは亮我に決めてもらう〜。』
「じゃあ、全員分のジュースおごりで。」
亮我にバツゲームを決めてもらうといつもジューズおごりだ。
「おっけ!俺が買ってくるの?」
「いや、金だけ出して。俺が行って来るよ。」
何故か亮我がジュース買いに行くことになった。
普通はさ、悠樹じゃない?
「なぁ、りっちゃん。話しがあんだけど・・。」
亮我が行くと悠樹が真剣な表情で話しかけてきた。
「俺さ・・りっちゃんが好きかも。」