あたしをくれた貴方へ~幼い恋愛~
『はぁ・・。』
今日は3人で買い物に行く日。
結局、悠樹に返事をしないままここまで来てしまった。
「あー。りっちゃん!早いな?」
『そう?悠樹だって早いよ。今10分前じゃん。』
「それもそうだな!!」
悠樹のとびっきりの笑顔。
やっぱりドキドキしてしまう。
傍にいて欲しいと思っちゃう。
あたし・・やっぱり悠樹が好きなのかな?
『ねぇ・・悠樹。告白の返事した方がいいよね?』
「別に無理してしなくていいよ?まぁ。俺は少し聞きたいけど。」
悠樹は告白の返事をいつまでだって待つつもりだ。
あたしが答えを出せるまで。
ずっと・・。
いつまでだって。
だから、ちゃんとしなくちゃ。
悠樹に返事するんだ。