あたしをくれた貴方へ~幼い恋愛~
「マジ?よかった・・。ふられると思ってた。」
悠樹は片手の掌で顔を覆った。
照れてるの?
悠樹も照れることあるんだね。
あたし・・貴方のこと好きになれるよね?
大丈夫だよね・・。
きっと好きになれるはず。
頭の片隅にいる亮我はきっといつか消え去っていく。
「りっちゃん。俺、立香って呼んでいい?」
『いいよ?』
悠樹はいきなり変なことを聞いてきた。
「じゃあ、そうする。俺な、彼女以外は苗字かニックネームで呼ぶことにしてるんだ。」
『へぇ。そうなんだ。』
じゃあ、これからは名前で呼ばれ続けるのか・・。
別にいいんだけど・・。
亮我とかぶる。