あたしをくれた貴方へ~幼い恋愛~
『・・悠樹は?』


亮我の家の中に入ると誰もいなかった。


「まだ来てないよ。もうすぐ来ると思うけど。」

『そっか。』


不覚にも悠樹が来てないことに安心してしまった。

だって・・。

守りたい人と別れを告げなければいけない人。

その2人が同じ環境にいるなんて。

なんとなくイヤだ。


「彼氏が来てなくて残念?」

『え?!』


彼氏って・・悠樹のこと言ってるよね。

あたし、悠樹が彼氏なんて一言も言ったことないのに。
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