あたしをくれた貴方へ~幼い恋愛~
『うん。付き合ってる・・。』
2分くらい考えてたどり着いた答え。
今、あたしは悠樹の彼女。
たとえ別れてしまうとしても。
今は彼女だから。
それを否定するなんておかしい。
「立香・・・。」
『悠樹?!』
いきなり悠樹が亮我の部屋から出てきた。
『聞いてたの?』
「うん・・。」
『そっか。』
あたしは悠樹に笑顔を向けた。
悠樹が悲しそうな顔をしていたから。
「亮我、ちょっと部屋借りていい?」
「どーぞ。」
「立香、ちょっと来て?」
何だろう。
『うん。』
あたしは悠樹の後をついていった。