あたしをくれた貴方へ~幼い恋愛~
「立香ー。ほい。」
あたしの好きなジュースを渡してくれる亮我。
今日はブルーベリーじゃなくてグレープジュース。
グレープジュースも大好き。
グレープジュースってたくさんあるけどその中でも1番すきなのは紙パックに入ってるやつ。
『ありがとー。』
あたしは亮我からジュースを受け取るとそれを一口飲んだ。
「俺にも頂戴。」
亮我がそういったから紙パックを渡した。
亮我は一気に半分くらい飲んだ。
『飲みすぎ・・。』
「あっ・・。わりぃ!のどが渇いてたからつい・・。」
あからさまに落ち込む亮我をみて少し笑いそうだった。
『嘘だよ。好きなだけ飲んでいーいーよ。』
あたしがそういうと亮我は満面の笑みで“ありがと!”って言った。