FUTARI
「おい、蓮っ
俺ら、2人で屋上行ってくんね~」
「智沙っ、あとでねーいっ」
・・・え、なにこれなにこれ。
「俺らは、どーします?」
あたしの目線に合わせて膝を折って話すチャラ男
「え、えっと・・・」
どーする?って聞かれても・・・
年上とこんな風に話すの初めてだから
どうすればいいのか・・・・・・
「秘密基地行くかっ!!」
「秘密基地・・ですか?」
「そっ、ま、ついてきてっ」
ほんと、なんか、不思議な人。
「あの・・・」
「ん~?」
「結城先輩は、流奈のこと
好きなんですか?」
チャラ男はあたしの顔をじーっと見て言った
「好きだよ」
とくんっ...
やばい、なにこれ。なにこれなにこれ。