FUTARI

「・・ごめん、智沙。

 俺、正直、智沙のことそーゆう目でしか見てなかった。

 好きとか、嘘ついて、ごめん」

 ・・・・う・・・なかなかグサッとくる。

 まあ、わかってたことだもん・・・・・・


「さよならっ」


 あたしは雅大に最後の別れを告げて、

 家へと足を進めた。


 なんでこう悪い男にしか引っかからないのかな~・・・

 てか、あたしには、体目的じゃなくて、

 あたしという存在を求めてくれる人はいるのかな?


 これから、そんな人に出会えるのかな・・・・・・


「はあ・・」

 大きなため息がでる。

「どうしたの?」

 あー、この人も、あれか。

 こうやって、ナンパして、

 人が落ち込んでる時に声かけて

 良い男演じて、そのままホテルへ直行~・・・・・・

 
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