電車で遭遇した場合。


頬を赤く染めているのが街灯の、ほのかな明かりでもわかる。


恐らく、私はもっと赤くてリンゴと比にならないと思う。


「わ、私でいいなら…。
よろしくお願い致します。」


思いっきり頭を下げて言った私。
かわいげ皆無。
やばい、こんなやつを彼女にしたいと思わないよね…


「駿くん、今みた通り…私変人だし、女子力ないし、可愛くないし、可愛げもないですよ?
本当に私で…いいんですか?」


…まぁこれで無理とか言われても無視するけどね。

聞こえなかったよー、明日からよろしくーって、ね。



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