電車で遭遇した場合。
そうだよね。
「賢斗!
色々ありがとーー!!!
また明日ーーー!!!」
私は自分が女子高生であるということも忘れて叫びました。
買い物に来てるおばちゃんが怪訝そうな顔でこっちみてる…。
はい。すみません。
でも。
賢斗はちらりと後ろを向いて、笑ってくれたから。
きっと大丈夫だろう。
…てか、そもそもあれ告白なのかな?
…もしや。私の勘違いとか??
「あやー?
お待たせ。」
すると、後ろから好きな人の声がする。
「駿くーん!」
ぐるりと向きを変えて、駿くんのもとへ駆け寄った。
あぁ…。
今日の疲れも癒される。
駿くんの声、神だよ神。
「知り合いでもいたの?」
駿くんに聞かれた。
…賢斗のこと、言った方がいいかな。
『今言ったら、心配かけるんじゃないですか?』
こちらは、天使さんの意見。