ペットの気持ち
かぁちゃんの両親がこちらにやって来て先に僕の名前を呼んでくれた。
僕はソファーから降りて欠伸をしながらダルそうにご両親の元へ行き挨拶をした。
〔相変わらず元気そうだね。寝てたのに起こしてごめんね…〕
お母さんが僕の頭を撫でながらそう言った。
僕は喉をグルグル鳴らし機嫌がいい事をアピールした。
お父さんは僕を抱っこしながらソファーまで行き座って僕を膝の上に乗せて頭を撫でてくれてた。
弟君は向かいのソファーに座り他に寄って来た猫を触ってた。
達也兄も皓輝兄も上から降りて来て。
「爺ちゃん!婆ちゃん!篤司兄ちゃんも来てたんや!」
といいソファーに次々と座った。
かぁちゃんはキッチンに行って何か?飲み物の用意をしてた。
爺ちゃんと婆ちゃんが達也兄と皓輝兄に元気にしてたか?って聞いた後にお父さんが居なく成って寂しく無いのか?と質問した。
質問されて答えのは達也兄だった。
〔俺は全然平気。只の同居人って言う感覚しか無かったから…〕
それよりも皓輝は違う意見だと思う…
と達也兄は言った。
爺ちゃんと婆ちゃんは皓輝兄に対してどう思ってるのか?同じ質問をした。
皓輝兄は…
〈僕は分からない。寂しいのか?寂しく無いのか?それに親父が決めた事でちゃんとかぁちゃんの口から話して貰って無いから僕は分からない…。〉
と言う返事だった…