再愛 ーサイアイー
「はい。」
明るいお母さんだな〜。
その時、リビングのドアが開いた。
「賑やかだけど、誰か来た?」
「おおっ、こんにちは。可愛いコだな〜。」
現れたのは、2人の男の人。
私達より少し上に見える人と、もう一人は少し年配の男性。
どちらも、イケメンだ。
私は、片方の人に見覚えがあった。
「もしかして、哉弥 (かなや) さん?」
「お、美幸ちゃんじゃん。覚えててくれたんだ?」
それは、瑠衣の5歳上のお兄さん。
小学校の時、何度も瑠衣の家に訪ねたこともあってお互い面識があった。