再愛 ーサイアイー
「んんっ?!」
涙で濡れた、唇に。
無理矢理、俺の唇を重ねた。
逃がさないように、美幸の両手を、俺の片手で強く壁に押し付ける。
もう一方の片手を、美幸の腰に回し、離れないように、強く引きつける。
「……はぁっ……」
美幸の口から漏れる声に、欲望が煽られる。
理性なんて、とうに無い。
「…ふっ……ぁ…」
深く、深くキスをする。
息をつく暇なんて、与えない。
「……?!」
唇を割って、舌を入れる。
美幸の舌と無理矢理絡めて、口内を犯す。
「……も……やめ、て…」
美幸の泣き声で、俺は、唇を離した。