再愛 ーサイアイー
「えっ?瑠衣の家?」
『年越しに1人じゃ、寂しいだろ?』
「……うん。だけど、迷惑じゃないかな?」
年越しって、やっぱり家族で団欒ってイメージがする…
『大丈夫。俺の親は今年は年越し旅行するらしいし、兄貴は彼女と、だって。』
どうせ、俺も1人だったし。
瑠衣はそう言った。
やっぱり1人が寂しかった私は、瑠衣の好意に甘えさせてもらった。
そして、今に至る。
「……瑠衣?」
「ん?」
私が来てから、ずっと私を抱きしめている瑠衣。
「今日は、甘いね。」
「そうか?」