再愛 ーサイアイー
「美幸。いつの間にかいなくなったり、しないでな。」
久しぶりに聴いた、瑠衣のとても切なさそうな声。
「結婚するんでしょ?ずっと一緒にいるに決まってるじゃない。」
あの日の瑠衣の仮のプロポーズ、すごく嬉しかったんだよ。
「おう。ずっと一緒だよな。」
瑠衣は、嘘のない笑顔を浮かべる。
嬉しそうにリビングに戻ると、再びゲームを始めた。
「今日の瑠衣、可愛いかも。」
そんなことを思ってしまう。
オムライスを作ると、お皿に盛り付け、瑠衣の所へ運んだ。