再愛 ーサイアイー
瑠衣の言葉を暫く考え、その意味を理解した。
「え///…あ、…その…」
途端にテンパった私に、瑠衣は笑うと私を持ち上げた。
「ほら、だから離れろ。」
瑠衣は軽々と私を自分の上から降ろそうとする。
「嫌っ!」
それを、私は負けじと瑠衣の服を掴んで、離れまいとする。
「おい、美幸…」
「………良いよ。」
私は瑠衣の瞳を見つめて言った。
「……お前、言ってることわかってんのか?」
「わかってるよ。」
「俺は、焦ってる訳じゃない。美幸を大切にしたいから、待ってあげることも……」
「じゃあ、私がしたいの。」
「じゃあ、ってお前なぁ……」