再愛 ーサイアイー
翌朝。
私は学校に着くと、クラスで1番優也くんの仲の良い人に話しかけた。
「優也くんが、私の親友について話してたことある?」
「いや、無いな。
ていうか、そもそも女の話に優也は興味無い。そういう話しないな。」
「そっか…。協力ありがとう。」
収穫なし。
それなら、もう1人呼び捨てにしてる、あの人に聞くか…
私はそのまま、5組に向かった。
「瑠衣くん、いる?」
「瑠衣?美幸ちゃんいないから、来てないな。いつも2人で登校してるし。」
あいにくまだ来ていないようだ。