再愛 ーサイアイー
「可愛いすぎだから。」
瑠衣のストレートな発言に、私の顔が赤くなる。
「あ、赤くなった。そういう表情も、俺は好きなんだよな。」
日に日に甘くなって行く瑠衣に、私の心はパンク寸前です。
「美幸、話が逸れたけど。なんか悩んで、辛いなら俺に言えよ。支えてやるから。」
『解決してやるから』と言わないのが、瑠衣らしい。
瑠衣は、あくまでも支えて、手伝うだけ。
自分の問題は自分で解決するべきってことなんだろうけど。
瑠衣には、敵わないな…
「うん。もう少し自分で考えてもわからなかったら、瑠衣に相談するね。」
そう言うと、瑠衣は笑ってうなずいた。
「あ、それと。」
「何だよ。」
「私、瑠衣だから、微笑んだんだよ?瑠衣の優しさが嬉しかったから。」