再愛 ーサイアイー
優也と希望と同じクラスになった。
それでも、私の日常はつまらないものになった。
ただ、起きて、学校に行って、部活で泳いで、学校から帰って、寝た。
教室では、私に気を使ってか、瑠衣の話が出ることは少なかった。
たまに出ることはあっても、それは私以外の泣き声で終わりを告げる。
それほど、彼は色々な人に好かれていたのだろう。
私は、瑠衣の死んだ日以来、泣くことは一度だって無かった。
--笑うことも無かったけれど。
そんな日々が1ヶ月、2ヶ月と過ぎ。
いつの間にか、瑠衣との1年記念日も過ぎ。
7月になったある日のことだった。