再愛 ーサイアイー
「………うっ……ぅ」
涙は止まらない。
後輩くん達の罪悪感があるような表情に、心が痛い。
「ごめんなさい。」
「美幸…」
私は、泣きながら、後輩くん達に謝る。
「瑠衣があなた達にサッカーを見せてやれないのも、あなた達にキャプテンがいないのも、私のせいなの。」
ごめんなさい。
本当に、ごめんなさい。
「私のせいで、瑠衣は死んだのーーー」
「美幸、もういいから。」
私は泣き崩れた。
瑠衣の未来を奪ってしまった。
瑠衣の温もりが、優しさが感じれないのが辛い。
全部、私のせいだ。
「確か、彼女を庇って亡くなったんですよね?」
「もしかして……」