再愛 ーサイアイー




「初めまして。美幸と同じ2-5の城崎 瑠衣です。」



もちろん、瑠衣だって、優也と中学で同じクラスの時もあったから、初対面のはずは無い。



むしろ、仲は良かった方だ。


2人とも、サッカー部だったし。







「一条優也です。」



今度は優也も躊躇いながら、ちゃんと挨拶した。




「それじゃあ、自己紹介も終わったところで、Wデートしよっか。」



そう言うと、希望は珍しく最上級の可愛い笑顔をした。





私はこの希望の笑顔の為に、この想いに鍵をかけるしかない。




---心の1番深い所に、隠さなきゃいけない。




< 29 / 404 >

この作品をシェア

pagetop