再愛 ーサイアイー
あれ……
私なんかしたっけ?
「美幸先輩。」
私が真剣に悩んでいると、佐川くんが覗き込んできた。
「俺のこと、下の名前で呼んでください。
それと、美幸先輩に城崎先輩の話、聞きにきてもいいですか?」
「え………あ、うん。」
思わぬ言葉に、私は戸惑った。
「あ、俺たちもいいっすか?」
「是非、城崎先輩のこと聞きたいです。俺たちも下の名前でいいですから。」
なんて、良い子達だろう。
「もちろん、いいよ。」
私は、微笑んだ。
「「「っ!////」」」
すると、後輩くん達は真っ赤になった。