再愛 ーサイアイー
「あ、美幸先輩っ!」
「お久しぶりです。」
更に柊と加藤も現れた。
「相川のことは知ってるよな?」
「え……相川…?」
俺の美幸の呼び方が気になったのか、佐川達は、おれを見る。
「で、こっちが………橋本 希望。」
そんな後輩達を無視して、俺は橋本を紹介する。
「優也先輩とはどんな関係っすか?」
「あー……。彼女。」
美幸の前で紹介するのが嫌だ。
今だに別れられない俺。
いつまでも、別れを切り出すのを後回しにしている俺。
「ていうか、何で橋本いんだよ。」
「美幸が誘ってくれたの。」