再愛 ーサイアイー
一階に着くと、俺は体育館まで走った。
裏まで来ると、知らない女の声がした。
「………!!……んと………許さない…………らっ!」
何を言っているのかはわからないが、俺は、そのまま先へ進んだ。
「わ……りま…た。ちゃんと、責任は………ら。」
美幸の何か決断したような声が聞こえた。
「おいっ!お前たちなにしてんだよ!」
俺の怒声で、その場にいた女が全員振り返る。
「噂をすれば……ね。」
女たちの奥に美幸がいるみたいだから、ここからじゃ美幸の様子はわからない。