再愛 ーサイアイー




一階に着くと、俺は体育館まで走った。







裏まで来ると、知らない女の声がした。





「………!!……んと………許さない…………らっ!」





何を言っているのかはわからないが、俺は、そのまま先へ進んだ。





「わ……りま…た。ちゃんと、責任は………ら。」



美幸の何か決断したような声が聞こえた。




「おいっ!お前たちなにしてんだよ!」




俺の怒声で、その場にいた女が全員振り返る。



「噂をすれば……ね。」



女たちの奥に美幸がいるみたいだから、ここからじゃ美幸の様子はわからない。





< 367 / 404 >

この作品をシェア

pagetop