恋愛時計〜君と過ごす時を〜



「あー…もうそんなにしてたんだぁ」



あはは、と笑う私に沙奈は、呆れたようにため息をついた。



「だって機械系苦手なんだもん」



「レンジくらい使えないと」



…そう、私は機械系がものすごく苦手。



いわゆる、機械オンチというもの。



それでも携帯だけは、なんとか使えるようにしている。



「やばっ!!もうこんな時間!?」



突然、沙奈が時計を見ながら、何かを思い出したかのように声を上げた。



「どうしたの?」



焦り始めた沙奈に私は首をかしげる。



「部活!早く行かないとっ!」



「えっ部活!?もう活動してるの!?」



< 14 / 41 >

この作品をシェア

pagetop