恋愛時計〜君と過ごす時を〜
「あー…もうそんなにしてたんだぁ」
あはは、と笑う私に沙奈は、呆れたようにため息をついた。
「だって機械系苦手なんだもん」
「レンジくらい使えないと」
…そう、私は機械系がものすごく苦手。
いわゆる、機械オンチというもの。
それでも携帯だけは、なんとか使えるようにしている。
「やばっ!!もうこんな時間!?」
突然、沙奈が時計を見ながら、何かを思い出したかのように声を上げた。
「どうしたの?」
焦り始めた沙奈に私は首をかしげる。
「部活!早く行かないとっ!」
「えっ部活!?もう活動してるの!?」