恋愛時計〜君と過ごす時を〜
「えっと…じゃあ、まずは“富山先輩”から“未来先輩”に呼び方を変えます」
「おっ、いいねー!!」
私が笑うと、未来先輩はいたずらっぽく笑った。
「ありがとうございました!!」
皆が一列に座り、一斉に先生に向かって一礼する。
部活動終了。
私達は、それぞれ更衣室に入っていった。
更衣室の中で私はというと。
「三年生の城下 結衣ちゃん、岡本 遥ちゃん、 佐々木 梨乃ちゃん!」
「は、はぁ…」
勢いのある未来先輩の紹介に、あいまいな返事をする。
「二年生は、二宮 愛佳とあたしの2人! 覚えた?」
「な、なんとか覚えます…」
勢いが更に増す未来先輩についていけない。
すると。
「やめなよ、未来。美里ちゃん困ってる」
「遥先輩!」