恋愛時計〜君と過ごす時を〜
剣道と君
私が剣道部に入部してから、1週間が経った。
そして今日は、入部届け最終日。
今日からは、一年生全員が部活動に参加することになる。
ちなみに剣道部にはというと。
男子6人、女子3人が新たに加わった。
これからこのメンバーで、厳しい練習に耐えながら、絆を深めていく……
……はずだった。
「な・ん・であんたが居るの!?」
早くも胴着姿に着替えた、清水に指を差し、叫ぶ。
「それはこっちの台詞だっての。 こんなところで何してんだよ」
「見てわかんない?マネージャーしてるの!」
「マネージャー? 剣道部の?何でだよ」
「剣道ができないから!」
「下手だからって言いたいわけ?」
「はあ!?」
早くも清水と口喧嘩。
冷静な清水に、思わずカッとなってしまう私。
そこに内田先輩にまあまあ、と間に入った。