Birth Day〜さよなら、悲しいあの日〜



靴に雪が入って
手も足もかじかんで
痛い



でもわたしはその足を止めることなく走った



坂道もなにも考えずに走り続ける



登り切った場所は懐かしい遊具も何もない公園とかなり雪の積もったいつかの自転車



ポツリと置かれたベンチに人影があった



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