Birth Day〜さよなら、悲しいあの日〜



「あったけー」



わたしの家でシャワー浴びて
タオルで髪をわしゃわしゃしながら洗面所から出てきた



「やべぇ、のぼせた」



「つかりすぎでしょ」



あぁ、こうやって話せるのいつぶりかな
また話せるのがすごく嬉しい



「美雨、ちょっとこっち来い」



キッチンでココアを入れていたわたしを
ソファから手招きして呼ぶ



「んー?」



お盆にココアを乗せて滝川くんくんのもとへと急いだ



「何?」



わたしがソファーに座るのを待って
深々と頭を下げた



「えな、なに?」



「この間は悪かった勝手に怒ったり、その....き、キスしたり」



「いいよいいよ」



「ありがと、あとこれ」



滝川くんの手のひらにはネックレスと
小さな箱があった



「ネックレスが誕生日プレゼントで
こっちがクリスマスプレゼント」



「ありがとう、嬉しい」



「おう、後ろ向けつけてやるよ」



後ろを向くと首がヒヤッとする



「おし、やっぱ似合う
次これな」



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